日本の森が抱える問題
日本は森林大国と言われ、国土の約70%が森林です。
しかし残念ながら日本の森林の多くは健康な状態とは言えません。
- ①需要の落ち込み
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そしてこの森林サイクルを成立させるためには、本来使い道がなかった残材を“木材”として使用し、CO2を木の中に長く留めたまま活用できる方法を考えていくことも重要です。
それと同時期に、輸入が段階的に自由化されたことにより外国産の安い資材の輸入が増えました。
やがて住宅着工件数の減少・不燃建材への移行などの要因も重なり、国産の木材が溢れているにも関わらず、需要が落ち込んでしまいました。
- ②林業従事者の減少
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林業は整備されていない高所や急斜面で作業する危険を伴う仕事です。
近年、国産材の需要減とともに金融資源が流入されにくくなった事もあり、若年層の林業従事者が減少し、働く人の高齢化が進んでいます。
このままでは近い将来、生長した木を手入れする人が足りず
森林環境はますます悪化し私たちに様々な被害をもたらします
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- 手入れ(間伐)が行き届かない
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枝葉が重なってしまい、太陽の光が届かず、水を吸い上げる力が弱くなり、
山で水を貯えることができない
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- 水害を引き起こす
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土砂崩れや地滑りが
起こりやすくなる